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日本語教師初体験!行ってきました中国日本語学校!

日本語教師初体験!行ってきました中国日本語学校!_2009年03月02日

臨時日本語教師として急きょ登壇することになったのだが結論から言うと、
とーっても楽しかった♪

生徒さん達の年齢層は幅広く、中学生から社会人まで男女入り交ざっていた。

生徒達にとってもイキナリ本物の日本人が来て少々びっくりという感じだった。

この学校、日本語教師はいるが日本人ではない。
私は生の日本人として皆の前に立つことになった。

まずは私が自己紹介、そして生徒達から各々自己紹介をしてもらった。

自己紹介の項目で、「なぜ日本語を勉強しているのか」を入れたが、
目的として

・日系の会社に勤めたい
・日本に行きたい
・日本のアニメ、ドラマを理解したい

が主だった。

中国の平均月収は3000元前後。(日本円で50,000円前後)
しかし、日系の企業に勤めるとその1.5~2倍の月収も夢じゃない。
日本で勤めることができたならさらにさらに裕福になれる。

いろんな目的があるとは思うが、皆真剣に日本語を勉強している。

皆とても素直で、純粋な印象だった。
はにかみながら質問に答えてくれる様子も新鮮で、寒い教室でもなんだかほんわかした気分♪

3時間の授業を行ったが、その中で日本についていくつか質問が出た。

「先生!東京と大阪ではエスカレータに乗るとき、右側と左側で空ける側が違うのはなぜですか?」
東京と大阪に旅行に行った際に疑問に思ったそうだ。

「それはねぇ、一説によると江戸時代に遡るんだけど、江戸といえば武士、サムライはわかる?サムライは左側に刀を差していて、なにかの場合にいつでも抜けるようにするために右側をあけているの。
大阪といえば商人の町で、大事な商品を右側に抱えている。だから左側をあけているんだよ。
その名残でエスカレータでも東京と大阪では違う、という話なの。」

※実際は30年ほど前に梅田駅で初登場した歩くエスカレータでの注意点が発端とも言われている。立ち止まってしまう人が多いため、急ぐ人のために左側をあけるように促したのが大阪では左側を空ける、につながったと。

へぇ~~~

そのほか、なぜか「河童」についても聞かれた。
日本の西遊記に登場する、「沙悟浄」は実は河童ではないのだそう。
そもそも本場の中国では「河童」なんてないんだって。(日本でも実在したとはいえないが)
では「沙悟浄」とは何だったのか?と聞きたいところだったが皆うまく説明ができず詳細は分からなかった(^^;

また、中国(上海)で指で数字の表し方を教わったり、日本語の数の数え方(ひーふーみーよ、など)を教えたり。
お互いの国の文化を知りあうことで、より興味を持つことができたように思う。
生徒も「次も来ますか?」と聞いてくれたことがうれしかった。

臨時の日本語教師だったが、あらためて職として仕事をしていきたいと思ったのだ。

その日の授業代行料として、交通費込みで190元いただいた。
とても思い出深い記念の190元だ。

やはり中国に来てよかった。
日々がカルチャーショックだが、それはそれで楽しいし。
(中国での体験談を生徒にしたら、そんな出来事は普通はない、と言われた・・・・ここでも非日常的な体験ばかりということだ)

今週には一旦沖縄に帰るが、活力ももらえたしこれからの野望に燃えてまた頑張っていこう!